新聞記者、辞めました。

新聞記者、辞めました。

新聞記者、辞めました。でもなんやかんや新聞やメディアが好き。社会のいろんなこと考えていたいゆとりの戯れ言。

記者を目指す学生さんへ。

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(勢いで偉そうなタイトルとよくわからんアイキャッチ画にしてしまった…)

 

約1ヵ月前、とある大学生からメッセージが飛んできました。

 

彼女は現在大学4年生で記者を目指して就活中。

私のnoteの記事を読んで、相談に乗ってほしいと…!

 

こんな私を頼ってくれるなんて…と心の底から嬉しかった半面、

 

私でいいのか…?

 

例えば、今記者2年目で仕事がつらくてしんどい、辞めたい。。。っていう人なら、一緒に会社のグチでも言って合って盛り上がったらいいんだけど…

 

就活生・・・・・!

 

こんなゆとり・ポンコツ・ヘタレ記者で、新聞社の闇を味わった私の話でいいのか…?と不安に思った。

 

でも、ふと自分の自己紹介記事の1文を思い出す。

 

マスコミを目指している学生さんたちの目に留まったとしたら、ポンコツ記者の過去を読んでも日和らず、目標を変えないのであれば、ものすごいエース記者になれると思うので頑張ってほしいです。

 

yutori-zaregoto.hatenablog.com

 

彼女なら大丈夫だ。

現役記者が実名と社名を出してTwitterやっている中、そうじゃなくて辞めた私にコンタクトを取ってくれた意味が必ずそこにはあると思った。

変に気を遣わずありのままの私の経験や思ったことをお話ししようと思いました。

 

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私が記者になって2年目ぐらいかな~。仲の良い友人(女)とLINE電話していた時のこと。

彼女とはゼミ同期生で、同じくジャーナリズムを学んできた盟友(!)の1人。そして彼女も某新聞社の記者。

私たちのゼミの先生も元新聞記者で、ゼミ生たちの就活もめちゃくちゃお世話してくれた。

ゼミや授業でいろんな新聞社の現役バリバリのエース記者と会う機会を何度も作ってくれて、当時は目をキラキラさせながら話を聞いて、記者への憧れを強くしたな~…なんて。

彼女と当時の話を振り返りながら、予想を上回るしんどさの新人記者の今の生活を嘆いていた。

 

そのとき、彼女はこうつぶやいた。

「先生さ。新聞記者のカッコいいところしか私たちに見せなかったよね。

別に意図的にそうしてたわけじゃなくて、先生も優秀な記者だったから、私たちが将来こうなることがわからなかったっていうか…。学生時代にちょっとでもいいから、かっこよくない姿や、理想と現実は違うぞってことを知っておけたらましだったかもね

 

確かに、私たちが会った記者は総じて優秀過ぎる人だったのかもしれない。

そうじゃなくて、ちょっとポンコツな記者さんに会う機会があっても良かったよね~なんて笑って話をした。

 

そして今、私がポンコツ記者役を担う時が来た…!

…あ、役じゃないわ、本人出演で。

 

マスコミに限らず、就活生がやっとの思いで手に入れた内定だったのに、入社すると理想と違い過ぎてすぐ辞める、みたいな話はよく聞く。

(私もそのうちの1人)

 

私はそういう人生もおおいにアリだと思うから、個人的には全くいいと思うんだけど、会社は採用活動の費用損するし、本人もその後の転職活動とかうまくいかないかもしれない。

 

そんなミスマッチングをできる限り減らすためにも、学生時代にポンコツ役と出会っておくことって大事なんじゃないかなと思った。

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私に相談をしてくれた記者志望の彼女は、文章だけのやりとりだけだけど、少し私と似た部分を持ってるタイプだと感じた。

それはポンコツ・ヘタレの部分じゃなくて、“自分の中に曲げられない筋がある”こと。

 

 社会に出ると、それは曲げなきゃいけないこともあるんだけど。

それを承知の上で、それでも”記者になりたい”って思う彼女の筋は、そうそう切れないと思う。

…ってまあ、偉そうにこんなこと語ってしまうのはも失礼なのでこの辺でやめておきます。

  

新聞記者志望のみなさん。

不安になったら、私のnoteでも読みに遊びに来てください。

こんなやつでも、記者になれることはなれます。

 

就活生のみなさん。今年の就活は本当に大変なことばかりだと思うけど、

きっとうまくいきます。なるようになります。

応援しています。

 

 

獅子まいこでした。